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欧州議会、炭素市場改革法案を否決 意見対立が露呈

[ブリュッセル 8日 ロイター] - 欧州議会は8日、欧州連合(EU)の炭素市場改革法案を否決し、議会の委員会に差し戻して再策定させることを決めた。EUにとって最大規模の気候変動政策に関して意見の対立を露呈した。炭素市場改革の実施が遅れる可能性がある。

EUの排出権取引制度(ETS)を強化するか弱めるかで意見が分かれ、炭素市場法の最終案に関する交渉について立場を確認する試みは挫折した。

緑の党と欧州社会党の議員らは炭素市場案に反対票を投じた。欧州保守改革党を含む右派グループの議員らも、投票前に一部の妥協案を支持することで合意していたにもかかわらず反対に回った。

炭素市場改革に関して議会の主席交渉官を務めるピーター・リーゼ氏は、委員会に対して支持を得られるような法案を再度策定するように求め「本日、反対票を投じた人たちはもう一度考えてみてほしい。どうかETSをつぶさないでほしい」と訴えた。

今回の否決で炭素市場改革法成立のスケジュールが後退する恐れがある。

議会は8日、他の7つの気候変動政策について投票する。地球温暖化対策に取り組むとする欧州の公約は、エネルギー価格高騰とインフレ高進に対する懸念との対立に直面しており、それらの行方も不確実だ。

議員の意見は支持するか、弱めるかで分かれており、何百もの修正案が検討される。

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