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[ロンドン 14日 ロイター] - 英銀大手HSBCは14日、新たな油田・ガス田に対する新規の融資や資本市場を通じたファイナンスを中止すると表明した。
世界的なエネルギー危機とウクライナ戦争を踏まえ、天然ガスプロジェクト向けのファイナンスは当面継続する。
顧客による化石燃料の利用削減を支援し、化石燃料産業向けのファイナンスを縮小する。
同行はすでに、アクティブ運用ファンドを通じた一般炭事業拡大向けのファイナンスを停止する計画を打ち出している。
HSBCのCeline Herweijerチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)はロイターに対し、今回の方針はバイオマス、水素、原子力、一般炭など全てを網羅するもので、異なるエネルギーシステムを持つ地域間の進展を促進することを目的としていると語った。
この日は英銀大手バークレイズも、サステナブルファイナンスと移行ファイナンスの目標を大幅に引き上げ、2030年までに1兆ドルを目指す方針を表明。国際エネルギー機関(IEA)はこうした動きは、2050年までに世界的に温暖化ガス排出量ゼロを達成するために必要だと指摘している。
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