for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

投資家グループ、農業部門の温暖化対策で国連に行程表求める

 6月9日、14兆ドルを運用する機関投資家のグループは、国連食糧農業機関(FAO)に書簡を送り、農業部門の温室効果ガスを削減するため世界的なロードマップ(行程表)を策定するよう求めた。ロイターが書簡を確認した。写真はカリフォルニア州の農場で2020年9月撮影(2022年 ロイター/Nathan Frandino)

[ロンドン 9日 ロイター] - 14兆ドルを運用する機関投資家のグループは、国連食糧農業機関(FAO)に書簡を送り、農業部門の温室効果ガスを削減するため世界的なロードマップ(行程表)を策定するよう求めた。ロイターが書簡を確認した。

機関投資家の畜産業関連イニシアチブ「Farm Animal Investment Risk and Return(FAIRR)」がこの書簡を取りまとめた。

投資家グループは、農業部門が排出する温室効果ガスは世界全体の排出量の約3分の1を占め、86%の絶滅危惧種にとり主要な脅威であるとし、アマゾンの熱帯雨林損失の4分の1は牧畜が要因だと指摘した。

その上で、農業部門の温室効果ガス削減に向けた世界全体のロードマップ策定でFAOが最も適した立場にあるとの見方を示した。

書簡にはアリアンツやスイス再保険、米運用会社キャピタル・グループ、英アビバなどの機関投資家が署名している。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up