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国連支援の温暖化対策枠組み、企業の排出ゼロ計画に厳しい基準

 6月15日、国連が支援する気候変動対策加速の取り組み「Race To Zero(レース・トゥ・ゼロ)」は、温暖化ガス排出削減を表明する企業に求める最低基準の厳格化を発表した。写真はイギリスのラグビーの工場から立ち上る煙。昨年2月撮影(2022年 ロイター/Matthew Childs)

[ロンドン 15日 ロイター] - 国連が支援する気候変動対策加速の取り組み「Race To Zero(レース・トゥ・ゼロ)」は15日、温暖化ガス排出削減を表明する企業に求める最低基準の厳格化を発表した。

新ルールによると、全てのメンバーは今後、排出削減対策が講じられていない化石燃料を段階的に縮小し最終的に廃止すると同時に、社会的影響を軽減した形で移行を進めることが明確に求められる。

実際には、企業や投資家は石炭を含む新規化石燃料資産の開発、促進、資金提供を制限する必要があるという。

レース・トゥ・ゼロの基準に合致する地方、国レベルの環境政策を積極的に支持することで、ロビー活動をネットゼロ(温暖化ガス排出の実質ゼロ化)方針に合わせることも求められる。

新規に参加するメンバーは15日から新ルールが適用され、既存メンバーは1年以内に基準を満たす必要がある。

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