[ワシントン 9日 ロイター] - ブティジェッジ米運輸長官は9日、航空業界の温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロにすることを目指すと表明した。
ホワイトハウスは9月、30年までに同業界の排出量を20%削減することを目指すと発表した。航空各社は環境保護団体からの圧力に直面し、持続可能な航空機用燃料(SAF)の利用を拡大する方針を示している。
バイデン大統領は50年までに国家としてカーボンニュートラルを実現する目標を掲げている。
ブティジェッジ氏は「この計画は経済成長を促し、給与の高い雇用を創出しながら、気候変動に対処できることを示すものだ」と述べた。
50年までに排出量を実質ゼロにする目標は、米連邦航空局(FAA)の分析によって裏付けられている。
FAAは持続可能な燃料に加え、新たな航空機技術や業務効率の向上、空港の排出量削減も必要としている。
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