January 10, 2018 / 11:06 PM / 6 months ago

中国の米国債購入見直し検討報道:識者はこうみる

[東京 11日 ロイター] - 中国の外貨準備を見直す当局者らが、米国債の購入ペースを落とすか、購入を停止する提言を行ったと、ブルームバーグニュースが10日報じた。市場関係者の見方は以下のとおり。

<クレディ・スイスの金利ストラテジスト、ジョナサン・コーン氏>

一見したところ貿易問題を巡るトランプ米大統領への警告なのか、純粋に政策上の選択なのか判断することは難しい。おそらく前者ではないだろうか。

(中国の)外貨準備の構成はおよそ3分の2がドルで、4分の1がユーロ、残りが円とポンドだ。見直すとなると通貨の配分を変更するか、(米国債を)不動産担保証券や預金などに振り向けることになる。

<BMOプライベート・バンクの最高投資責任者、ジャック・アブリン氏>

米国債の中期ゾーンで金利が適正水準へ向かうだろう。適正な利回りは4%前後とみている。

金利が3.5%付近へ上昇するまで株価に影響は出ないと考える。まだ1%ポイント余裕があり、株式市場は消化できるだろう。

また米連邦準備理事会(FRB)の利上げ余地が広がる可能性がある。FRB当局者はおそらく逆イールドになることを懸念しているとみられるため、長めの金利が上昇すれば短期ゾーンの金利を幾分引き上げやすくなる。

<グレンミードの投資戦略ディレクター、ジェーソン・プライド氏>

政治的な駆け引きだ。実際に行ったとしてもさほど懸念する必要はない。現在米国は先進国で最も(国債の)格付けと利回りが高い国の一つだ。中国にとって正しい投資上の決定ではない。行わないかもしれない。

(中国が国債購入を縮小すれば)ドルに圧力がかかる可能性がある。今朝もそうなったようだ。

米国債の買い手が不足することはないだろう。現時点で世界最大の購入者(の中国)が退場しても大きな問題ではない。米国債は健全な債券だ。米経済は非常に良い状況にある。

 1月10日、中国の外貨準備を見直す当局者らが、米国債の購入ペースを落とすか、購入を停止する提言を行ったと、ブルームバーグニュースが報じた。2017年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

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