May 14, 2019 / 4:05 AM / 12 days ago

「光あれ」 ローマ法王側近、ホームレス占拠のビルに電気復旧

 ローマ法王フランシスコ(写真右)の側近を務めるコンラート・クライェフスキ枢機卿(左)が、不法占拠された建物に住む数百人のホームレスを支援するため、自らマンホールを下り、止められていた電気を復旧させた。バチカンで2月6日撮影。提供写真(2019年 ロイター/Vatican Media/Handout)

[ローマ 13日 ロイター] - ローマ法王フランシスコの側近を務める枢機卿が、不法占拠された建物に住む数百人のホームレスを支援するため、自らマンホールを下り、止められていた電気を復旧させた。

この空きビルは国の所有で、子ども100人前後を含む450人余りのイタリア人ホームレスと移民らが2013年から不法占拠している。5月6日以来、30万ユーロ(約3694万円)の料金が支払われていないとして電気が止められていた。

法王の慈善基金の配分を担当するコンラート・クライェフスキ枢機卿(55)は11日夜、警察が封鎖していたブレーカーを上げた。このニュースが口コミで広がり、13日午前までには英雄視されるように。現地紙「ラ・レプッブリカ」は「法王のロビン・フッド」と題した記事で、この状況下で正しい行いをしたとして枢機卿を称賛した。

枢機卿はコリエレ・デラ・セラ紙とのインタビューで「とりわけ絶望的な状況だった。繰り返すが、私は全責任を負う。罰金が科されれば支払う」と語った。

さらに、金銭の問題にとどまらないと指摘。「(ビルには)子どもらがいる。まず問われるべきは、なぜ彼らがそこにいるか、なぜ家族らが現在の状況に置かれたかだ」と述べた。

これに対し、移民その他の社会問題を巡ってしばしば法王と対立しているマッテオ・サルビーニ副首相兼内相は13日、記者団に向け「不法行為の擁護は決して良い兆候ではない」と主張。「多くのイタリア人のほか、合法的な移民でさえ、困難を伴うことがあっても公共料金を支払っている。人々は好きにすれば良いが、私は内相として規則を保証する」と述べた。

同枢機卿は、法王の名によって貧しい人々のために慈善活動を実施している。慈善担当に任命されて以来、夜に質素な私服姿で白いバンに乗り、ホームレスに食料を届けるなどローマでは知られる人物。

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