[17日 ロイター] - 米飲料大手コカ・コーラは17日、大麻(マリフアナ)入り飲料市場の成長を注視しているとの見解を示した。大麻入り飲料製造に向けてカナダのオーロラ・カナビスと協議を進めていると、BNNブルームバーグが報じたことを受けた。
コカ・コーラは、ソーダ需要の鈍化からコーヒーや健康飲料への多角化を進めている。
報道によると、両社は炎症、痛み、けいれんを緩和する飲料を開発する公算。提携交渉がまとまるかどうかはまだ分からないという。ただ、オーロラの株価はこの日、一時22%急騰。コカ・コーラ株はほぼ横ばい。
カナダ、米国の一部州では娯楽用大麻使用が合法化され、マリフアナ業界には多くの大手企業が関心を示している。ただ、米連邦法上でなお大麻使用がなお違法であることから、米企業は参入には慎重だ。
コカ・コーラとオーロラはそれぞれ声明を発表し、大麻入り飲料に関心はあるが、市場の憶測にはコメントできないと述べた。