[21日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)交換業大手コインベース・グローバルが21日発表した2022年第4・四半期決算は、純損益が5億5700万ドルの赤字となった。業界全体の低迷を背景に取引高が落ち込んだ。
前年同期は8億4000万ドルの黒字だった。
売上高は6億0500万ドルで、前年同期の24億9000万ドルから減少した。
ブライアン・アームストロング最高経営責任者(CEO)はアナリスト向け説明会で「FTXや他の暗号資産企業の破綻を受けて規制当局の監視が強化されている」としたが、こうした動きは最終的にコインベースに恩恵をもたらすと述べた。
第4・四半期の取引高は1450億ドルと、前年同期の5470億ドルから急減。個人投資家の取引高が約89%減の200億ドルにとどまった。
一方、サブスクリプション・サービス収入は、大幅な金利上昇が追い風となり約33%増の2億8280万ドル。23年第1・四半期の見通しは3億─3億2500万ドルとし、リフィニティブがまとめた市場予想(約2億8570万ドル)を上回った。
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