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米コインベース上場、仮想通貨の主流資産入りに弾み リスク懸念も

 4月14日、米暗号資産(仮想通貨)交換所最大手のコインベース・グローバルは、ナスダックに上場する。2018年2月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン 14日 ロイター] - 米暗号資産(仮想通貨)交換所最大手のコインベース・グローバルは14日、ナスダックに上場する。アナリストらはビットコインなど仮想通貨業界が盛り上がると予想。ニッチ技術の仮想通貨が主流資産に躍り出ようとする上で節目と言えそうだ。

コインベースは先月、未公開株取引市場における足元の企業評価額が約680億ドルになったと明らかにした。昨年9月時点では58億ドルだった。

投資家やアナリスト、企業幹部らは同社の上場について、ほんの数年前にはメインストリームの金融機関から避けられていた資産クラスである仮想通貨の受容を示す画期的な出来事だと指摘。コーネル大学SCジョンソン・カレッジ・オブ・ビジネスのウィリアム・コン准教授(金融学)は「業界の成長とメインストリームビジネスでの受け入れを示すという点において上場は意義深い」と語った。

一方で、一部の機関投資家はコインベースと仮想通貨セクターの長期見通しへの懸念を吐露。スイスの資産運用会社Unigestion(運用資産額226億ドル)は、仮想通貨を巡る熱狂を警戒しているとして、コインベース株を購入することはないとした。

同社のポートフォリオマネジャー、Olivier Marciot氏は「あらゆる暗号資産のようなものには狂乱と熱狂が渦巻いているとわれわれは考えている。ヘッジファンドや個人投資家はおそらく、こうした新しい株式に早いうちに、そして大量に手を出すだろう。それが長期の動向を明示するわけではない」と述べた。

その他の専門家は、非常に変動が大きい資産に対するコインベースのエクスポージャーもリスクだと指摘。こうした資産を巡る規制も依然として不完全だ。

同社の最新の業績を見ると、収入がビットコインの取引高と価格の上昇と足並みをそろえて増えているのが分かる。

開示資料によれば、2012年創業のコインベースは世界で5600万人の利用者を抱え、プラットフォーム上の資産額は推計2230億ドルと、暗号資産市場でのシェアが11.3%となっている。

コインベースはコメントを避けた。

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