August 29, 2018 / 8:33 AM / 3 months ago

コラム:米国債スティープ化に賭ける投機筋、含み損が急拡大

[ロンドン 28日 ロイター] - ヘッジファンドが米国債イールドカーブのスティープ化に賭ける取引をますます増やしている。カーブは現在フラット化が進んでおり、短期金利が長期金利を上回る逆イールド化まであと20ベーシスポイント(bp)。ファンドの含み損は急拡大している。

 8月28日、ヘッジファンドが米国債イールドカーブのスティープ化に賭ける取引をますます増やしている。写真は米ドル紙幣。サラエボで5月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データによると、ヘッジファンドと投機筋による米10年物国債先物の売り越しは70万0514枚、米2年物国債先物の売り越しは9万7333枚となっている。

10年物と2年物の売り越しの差は2週連続で60万枚を超え、CFTCが1995年に集計を開始して以来で最大だ。

ちょうど1年前、ヘッジファンドは今とは真逆のポジションをとっていた。2年国債先物を約25万5000枚売り越す半面、10年国債先物は約30万枚買い越し、過去数十年で最大のフラット化取引となっていた。

この取引は結局成功し、今のイールドカーブは2007年以来で最もフラットな状態。ファンドは今後もスティープ化取引を維持する忍耐力があるだろうか。

CFTCのデータによると、10年物国債先物の売り越しは年初から61万6848枚も増えた半面、2年物の売り越しはほぼ半減した。

しかし10年物国債の利回りは3%超え水準を維持できず、現在は2.80─2.85%程度。利上げ見通しに敏感に反応する2年物国債利回りは2.60─2.65%程度で推移している。

バークレイヘッジのグローバル・マクロ指数は年初から1.23%、ユーレカヘッジのマクロ・ファンド指数は0.48%、それぞれ低下している。

ただ、イールドカーブ取引で損失を抱えているファンドは、下には下がいることにある程度慰めを得られるかもしれない。バークレイヘッジのCTA仮想通貨トレーダー指数は年初から42.45%も低下している。

*筆者はロイターのコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。

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