Reuters logo
企業の格付け、金融危機以来の引き下げ圧力=S&P報告書
January 12, 2016 / 6:52 PM / 2 years ago

企業の格付け、金融危機以来の引き下げ圧力=S&P報告書

[ロンドン 12日 ロイター] - 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は12日、企業格付けに対する引き下げ圧力が世界的に金融危機以来、最も大きくなっているとする報告書を公表した。

過去半年間で、将来の格下げの可能性を示す「ネガティブ」がつく傾向が2008-09年の金融危機以降では最も強まっており、格上げ可能性を示す「ポジティブ」の数と比較した「ネガティブ」の割合は10年以来の高い水準となった。

金融危機以来、世界的にみた企業の信用度は平均してやや低下した。企業の長期信用格付けの平均は08年末の「BB+」から約半段階低下し「BB+」と「BB」の中間に落ち込んだ。格下げが続いたことに伴い、見通しが「ネガティブ」に転じた割合は11%と、4ポイント悪化した。

2016年について、報告書は「格付けの動向は今後12カ月間、(格下げや見通し引き下げなど)ネガティブ方向の動きがポジティブなものを上回り続けるだろう」とした。

中南米では、1次産品の価格下落やブラジルなどの経済・政治的混乱が重しとなり、「ネガティブ」の見通しがついた企業の割合が最も多い。

信用サイクルが悪化方向に傾く中で、米企業の信用リスクは高まっているとみられる。欧州はわずかにましで、経済成長や政治、規制圧力によるマイナス要因を低金利が相殺するとみられる。昨年、格下げが続いたアジアについては「ややネガティブ」との見方を維持した。

「基本シナリオに基づく世界にとっての最も大きなリスクには、中国の経済成長がさらに鈍化し、市場の信頼や1次産品・資産価格に影響が及び、市場と為替の不安定性が増すことが含まれる」とした。

さらに「次のリスクとしては、テロの脅威の高まりによる地政学的リスクや中東の混乱、欧州の難民問題、信用市場の混乱につながる英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)、極端で国家主義的な主張が広がることがある」としている。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below