[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米携帯電話事業4位のTモバイルUS のブラクストン・カーター最高財務責任者(CFO)は、同社がなんらかの形で業界の再編に関わっていくとの見通しを示した。
カーターCFOは、買収・合併の見通しについて「問題は、それが起きるかどうかではなく、いつ起きるかだ」と述べた。メディア・インターネット・通信業界の会合での発言。
カーターCFOの発言を受けて投資家の間では、TモバイルUSと業界3位のスプリント の合併が間もなくまとまるとの見方が広がった。
米司法省や連邦通信委員会(FCC)が両社の合併に難色を示していると先月伝わり、合併観測はいったん後退していた。
カーターCFOは、当局が業界内で大手4社の競争が必要と考えるのであれば、周波数帯の入札でAT&T とベライゾン が独占する状態を変え、周波数帯が各社に適切に割り当てられる仕組みを作る必要があるとの見方を示した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」