[ 13日 ロイター] - 米製薬大手メルク の研究開発責任者、ロジャー・パールマター氏は12日、同社が医薬品開発技術の獲得よりもむしろ、バイオ技術関連企業の大規模な買収を検討すると明らかにした。
同氏はロサンゼルス近郊で開催されたゴールドマン・サックス年次ヘルスケア会議でアナリストや投資家に対し、バイオ医薬品の米アイデニックス・ファーマシューティカルズ 買収後も、メルクが引き続き買収意欲を持っていると述べた。
メルクは今週、アイデニックスを38億5000万ドルで買収することで合意したと発表。両社の最も有望なC型肝炎治療薬部門を統合し、より早期に効果的な薬の生産を計画している。
パールマター氏は、メルクがC型肝炎治療薬開発の草分けだとした上で、新薬により数年後にはC型肝炎治療薬のトップ企業となるだろうと強調した。
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