[6日 ロイター] - 米インターネット・サービスのAOL が発表した第3・四半期決算は、広告収入が好調で、売上高が予想を上回った。
総売上高は12%増の6億2680万ドル。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想の6億2350万ドルを上回った。
広告収入は4億7340万ドルと18%増えた。「Adap.TV」(アダプティービー)などの動画広告プラットフォームが好調だったことが寄与した。広告主はアダプティービー上で、ウェブ、テレビ、モバイル動画の広告を取引する。
AOLのティム・アームストロング最高経営責任者(CEO)はインタビューで、消費者は想定を上回るスピードでストリーミングビデオやモバイル、ウェブビデオへと移行している」と指摘。「広告主の間でも、広告媒体をテレビからデジタルビデオへと変える動きが加速している」と述べた。同社はこうした広告業界のトレンド変化から恩恵を受けている公算が大きい。
同社帰属の純利益は2850万ドル(1株当たり0.35ドル)と、前年同期の200万ドル(同0.02ドル)から増加した。
特別項目を除く1株利益は0.52ドルと、市場予想に一致した。
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