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UPDATE2: 任天堂<7974.OS>、13年3月期は2期連続の営業赤字へ 来期営業利益1000億円以上目指す方針

 [大阪 30日 ロイター] 任天堂7974.OSは30日、2013年3月期の営業損益予想を従来の200億円の黒字から200億円の赤字(前年実績は373億円の赤字)に修正すると発表した。2期連続の営業赤字となる見通し。携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」用ソフトなど、利益に貢献するソフト販売が想定を下回ったため。

 大阪市内で会見した岩田聡社長は、通期営業赤字の見通しに修正したことについて「厳しく受け止めている」と述べた。特に3DSの販売は「国内では順調に推移したが、海外では十分な勢いが出せていない」と指摘。有力ソフトを積極投入することなどで、来期は「現状の為替トレンドを前提に、当社の海外事業の勢いを再生し、営業利益1000億円以上を目指していく」と話した。

 トムソン・ロイター・エスティメーツによると、アナリスト9人が過去90日間に出した営業損益予測の平均値は59億円の黒字だった。年末商戦の動向から今期のハード販売予想台数を下方修正し、今期売上高予想は従来の8100億円から6700億円(前年比3.5%増)に引き下げた。一方、通期経常損益予想は円安の流れを受け、従来の100億円の黒字から200億円の黒字(前年は608億円の赤字)、最終損益予想は60億円の黒字から140億円の黒字(同432億円の赤字)に上方修正した。

 年度末時点での想定為替レートは、ドル/円が90円(従来想定80円)、ユーロ/円が120円(従来想定100円)とした。

 <有力ソフト投入で来期挽回>

 任天堂は今期のハード販売予想台数について、「WiiU」は400万台(従来計画550万台)に、「3DS」は1500万台(従来計画は1750万台)に下方修正した。岩田聡社長は、WiiUについて「発売当初から年末にかけては順調に販売が進んでいた」ものの、「年始以降、勢いを保てておらず、足元では事前の予想通りに販売できていない」と分析。また、「ソフトの開発が予定通り進まなかった」と説明した。その上で「春から夏にかけてはタイトルが増えてくる」とし、WiiUについては「じっくりと普及に取り組む必要がある」との見方を示した。

 今期の「3DS」用ソフトの販売計画については、従来の7000万本から5000万本に下方修正し、営業損益修正の主要因となった。3DSについて、岩田社長は「海外ではハードとソフトがお互いの販売をけん引し合うような、よい循環がまだ作れていない」と話し、有力ソフトの投入で挽回したいとの考えを示した。

 12年4─12月期の売上高は前年同期比2.4%減の5430億円、営業損益は58億円の赤字(前年同期は164億円の赤字)、経常損益は227億円の黒字(同660億円の赤字)、最終損益は145億円の黒字(同483億円の赤字)だった。為替相場が円安に振れたことで為替差益222億円を計上。最終損益は黒字化した。

  (ロイターニュース 長田善行;編集 宮崎亜己、田中志保)

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