for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

UPDATE3: ソニー<6758.T>が業績予想を下方修正 ユーロ安・ゲーム機の販売振るわず

 *関連グラフィックを追加します。

 [東京 2日 ロイター] ソニー6758.Tは2日、2013年3月期の業績見通し(米国会計基準)を下方修正し、営業利益を従来予想の1800億円から1300億円に引き下げた。円高ユーロ安に加え、課題の液晶テレビ、主力事業と位置付けるゲーム機の販売が振るわない。前年の672億円の赤字からは改善を見込むが、トムソン・ロイター・エスティメーツによるアナリスト15人の予測平均値1374億円の黒字をやや下回った。

 <一段の下振れ懸念>

 売上高は従来予想の7兆4000億円から前年比4.7%増の6兆8000億円に、前年に4566億円の赤字だった当期損益は、2600億円の黒字から2200億円の黒字に下方修正した。

 ベイビュー・アセット・マネジメントの佐久間康郎・運用第一部長は「事前に切り下がっていた市場コンセンサスとほぼ同水準でサプライズはない」としながらも、液晶テレビとゲーム機の販売計画を下方修正したことに触れ、「他社との競争が激化し、世界的な景気減速が懸念されるマクロ環境下で修正後の販売台数を達成できるか疑問。一段の下ブレもあるのではないか」と語った。その上で「成長の柱の1つと言っていたゲーム部門がさえないうえ、赤字継続のテレビ部門も切り捨てず、オリンパス7733.Tへの支援も実施するなど、やることが散漫になってきている印象だ」と述べた。

 ソニーは液晶テレビの年間販売計画を従来の1750万台から1550万台に、携帯型ゲーム機の「プレイステーションVITA」と「プレイステーションポータブル(PSP)の販売計画を1600万台から1200万台に引き下げた。コンパクトデジタルカメラの販売計画も従来の2100万台から1800万台に、パソコンも従来の1000万台から920万台に下方修正した。一方、スマートフォンの販売は好調で、従来計画の3330万台から3400万台に引き上げた。

 為替レートは7月以降の想定を従来の1ユーロ=105円から100円に変更。ドル/円の想定は80円のまま据え置いた。通期の構造改革費用も750億円のまま変更しなかった。人員削減を進めているが、下期で8割を使う予定だという。 

 <4―6月期は増収減益>

 同時に発表した2012年4―6月の連結業績は、売上高が前年比1.4%増の1兆5151億円、営業利益が同77.2%減の62億円、当期損益は246億円の赤字(前年同期は155億円の赤字)だった。

 携帯電話メーカーのソニーモバイルコミュニケーションズを完全子会社化したことが売り上げを押し上げたが、テレビやゲーム機、コンパクトデジタルカメラの販売は前年実績を下回った。また、円高が進行したことや、人員削減による構造改革費用113億円(前年4―6月期は18億円)が増加したことが響き、減益となった。

 4―6月期の液晶テレビの販売は360万台(前年同期の490万台)と減少。据置型ゲーム機の販売台数は280万台(同320万台)、携帯型ゲーム機は140万台(同180万台)と、それぞれ減少した。

 *関連グラフィックは以下のURLをダブルクリックしてご覧ください。

 here

 (ロイターニュース 村井令二 大林優香;取材協力 杉山容俊;編集 久保信博、吉瀬邦彦)

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up