for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

米アップル、インドでiPhone販売を積極化

2月25日、インドのスマホ市場で存在感が比較的薄かった米アップルは、分割払いでの「iPhone(アイフォーン)」販売を積極的に進めている。写真はアーメダバードで22日撮影(2013年 ロイター/Amit Dave)

[ニューデリー/バンガロール 25日 ロイター] インドのスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)市場をめぐり、カナダのブラックベリーBB.TOが新基本ソフト(OS)「ブラックベリー10(BB10)」を搭載したスマホを初めて売り出すなか、存在感が比較的薄かった米アップルAAPL.Oは分割払いでの「iPhone(アイフォーン)」販売を積極的に進めている。

アップルはこのほど、英字紙タイムズ・オブ・インディアのフロントページ全面に、初回払いが5056ルピー(93ドル)で「夢の」アイフォーン5を手に入れられるとする広告を打ち出した。アイフォーン5は840ドルで、ソフトウエア・エンジニアの初任給水準のほぼ2倍だ。

アップルはインドでは4年以上前にアイフォーン販売を開始したものの、中国を除いた新興国への進出にはそれほど積極的ではなく、韓国のサムスンやブラックベリーに先行されていた。

ただ、2012年後半からインドでの販売を強化。コンサルタント会社Canalysのシンガポール駐在アナリスト、Jessica Kwee氏の推計によると、昨年10─12月期におけるアイフォーンのインド向け出荷台数は25万台となり、前四半期の9万台から約3倍に増えた。

インドはユーザー数で世界2位の携帯電話市場だが、大半のインド人は高級機器に手が届かず、販売全体に占めるスマホの割合はわずか1割にとどまる。インドでは携帯ユーザーの95%がプリペイドタイプを利用しており、米国と異なり、キャリアが機器に補助金を出すこともない。

Canalysによると、インドのスマホ市場におけるアップルのシェアは依然として5%にとどまる。

ただ、調査会社IDCによると、インドのスマホ市場は2016年に1億0800万台と、昨年の約1900万台から5倍強に拡大する見通しで、各企業にとっては大きなチャンスとなりそうだ。

インドのスマホ市場は、幅広い「アンドロイド」製品群を擁するサムスン電子005930.KSがシェア4割となっているほか、地元ブランドも安価なアンドロイド搭載端末を数多く販売している。

ガートナーのアナリスト、アンシュル・グプタ氏は、インドで販売されている大半のスマホはアイフォーンよりもはるかに安いと指摘し、「スマホ市場ではアップルは依然として遅れをとっている」と話す。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up