October 26, 2018 / 3:46 AM / 22 days ago

世界のサンゴ礁、気候変動に加えネズミによる被害も深刻=英研究

[ランカスター(英国) 24日 ロイター] - 科学誌ネイチャーに掲載された英ランカスター大学研究チームの調査で、地球温暖化により被害を受けているサンゴ礁が、ネズミによっても大きな打撃を受けていることが分かった。

研究はインド洋中央に位置するチャゴス諸島で、ネズミに荒らされた島と荒らされていない島を調査。その結果、ネズミはサンゴを直接食い荒らすわけではないが、陸海双方の生態系に連鎖的な被害をもたらしていることが明らかになった。

ネズミは200年以上前、船にいたものが多くの熱帯の島々にたどり着いたとみられている。調査を率いたランカスター大学の海洋生物学者ニック・グレアム氏は、ネズミは世界の諸島の90%の島で鳥類や卵を捕食し、海鳥の減少をもたらしていると指摘した。

チャゴス諸島では、ネズミのいない島の周辺における魚類の数は、50%多かったという。グレアム氏は「魚類はサンゴ礁を健全に維持するうえで重要な役割を果たしている。具体的には、藻類を捕食して障害物を取り除くことで、新たなサンゴが根付きサンゴ礁へと育つ環境を提供している。また、サンゴの死骸を除去し、新たなサンゴが根付くことのできる硬い地盤を作り出している。この2つの活動は、ネズミのいる島に比べ、いない島は4倍活発だった」と述べた。

研究は、遠隔の赤道諸島ではネズミの数の抑制が環境保全における緊急の優先課題だと指摘した。

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