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五輪=一部選手がワクチン接種に抵抗の可能性、競技への影響懸念

 東京五輪に向けた新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、一部のアスリートが抵抗する可能性が指摘された。世界反ドーピング機関(WADA)や米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)の科学者の話から浮上した。22日にサンパウロで撮影(2021年 ロイター/Amanda Perobelli)

[26日 ロイター] - 東京五輪に向けた新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、一部のアスリートが抵抗する可能性が指摘された。世界反ドーピング機関(WADA)や米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)の科学者の話から浮上した。

ワクチン接種に関しては、ドーピング検査で陽性を示す可能性が考えられる。WADAのオリビエ・ラビン氏はロイターに対し、「理論的には100万、あるいは10億分の1の可能性と考えられる。99.9%大丈夫と確信しているが、100%とは言えない」との見解を示した。

一方、USOPCのジョン・フィノフ氏はまだ普遍的なものではないとの姿勢を見せている。

また、ロイターに対して「ワクチンが(ドーピング)検査で陽性を引き起こす可能性について心配を口にするアスリートはいなかったが、長期的な影響への懸念を持っていた」とコメントし、選手から接種により競技パフォーマンスを落とす危険性について、より多く質問されたと答えた。

そして、「ワクチンを望む人と、そうでない人が混在する可能性がある」と、一部アスリートが接種に抵抗するかもしれないと指摘した。

なお、ラビン氏はパフォーマンスへの影響に関し、競技間近の時期に接種でもしない限り、ワクチンが悪影響を及ぼすことはないとしている。

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