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企業物価、9月は前年比3.0%上昇 9年ぶり高水準 
2017年10月12日 / 02:13 / 7日後

企業物価、9月は前年比3.0%上昇 9年ぶり高水準 

 10月12日、日銀が発表した9月の企業物価指数(速報)によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年比で3.0%上昇し、前月の同2.9%上昇からプラス幅が小幅拡大した。スクラップ類や鉄鋼、木材などでは、建設を中心に国内需要の拡大による値上げの動きも出ている。写真は浦安市の倉庫内のスチールコイルと鉄板。2012年4月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 12日 ロイター] - 日銀が12日に発表した9月の企業物価指数(速報)によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年比で3.0%上昇し、前月の同2.9%上昇からプラス幅が小幅拡大した。上昇率は消費増税の影響を除いたベースで2008年10月(同4.5%上昇)以来の大きさ。世界経済の回復を受けた海外需要の増加や国際商品市況の上昇に加え、中国の環境規制や米国のハリケーンなど供給要因も影響した。

ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は同3.0%上昇で、結果はこれと同水準だった。

国内企業物価が前年比で上昇するのは9カ月連続。原油など国際商品市況の上昇を受けたガソリン・軽油などの石油・石炭製品や、米中を中心とした世界経済の回復を背景に、鉄鋼や非鉄金属などの価格が上昇している。中国の環境規制や米国のハリケーン被害による供給減に伴い、化学製品などに上昇圧力がみられるという。

また、スクラップ類や鉄鋼、木材などでは、建設を中心に国内需要の拡大による値上げの動きも出ている。

需要段階別にみると9月は中間財が前年比5.9%上昇となり、2008年9月の同9.6%上昇以来の高さとなった。川上にあたる素原材料価格の上昇が中間財に波及してきたかたちだが、原油価格など国際商品市況の上昇によるものが中心で、国内需給要因を背景とした最終財への波及は引き続き鈍い。

上昇品目数と下落品目数は、公表744品目のうち前年比で374品目が上昇、268品目が下落した。上昇と下落の差は106品目で、前月の109品目からプラス幅が縮小した。

伊藤純夫

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