[2日 ロイター] - 米会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセールが2日発表した第2・四半期(2022年12月─23年2月)決算は、売上高が市場予想を下回った。インフレが高止まりする中、コスト意識の高い消費者が裁量的支出を手控えていることが背景。
株価は引け後の時間外取引で約約2%下落した。
売上高は6.5%増の552億7000万ドル。金融情報会社リフィニティブがまとめた市場予想は555億4000万ドルだった。
ランニング・ポイント・キャピタル・アドバイザーズのマイケル・アシュレイ・シュルマン最高投資責任者(CIO)は「コストコの第2・四半期は1株利益が予想を上回ったものの、売上高は予想を下回り、売り上げの伸びがインフレや客足に追いついていない可能性がある」と指摘した。
同社帰属の純利益は14億7000万ドル(1株当たり3.30ドル)で、前年同期の13億ドル(同2.92ドル)から増加した。
会費収入は前年同期の9億6700万ドルから10億3000万ドルに増加した。
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