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コロナは空気感染もと科学者数百人、WHOに対策求める=NYT紙

 7月4日、世界保健機関(WHO)に対し、科学者数百人が、新型コロナウイルスの空気感染の可能性を示す科学的根拠があると指摘し、対応策の推奨を改定するよう求めていることが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じた。写真はコンピュータで作成したウイルスのイメージ。NEXU Science CommunicationとTrinity Collegeがアイルランドのダブリンで作成(2020年 ロイター/NEXU Science Communication)

[5日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)に対し、科学者数百人が、新型コロナウイルスの空気感染の可能性を示す科学的根拠があると指摘し、対応策の推奨を改定するよう求めていることが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が4日に報じた。

WHOは、主に感染者の咳やくしゃみや会話で鼻や口から出る飛沫から感染するとしている。

32カ国の科学者239人が参加したWHOへの公開書簡は、飛沫より小さな粒による感染を指摘。書簡は翌週に科学誌で発表する計画だ。

科学者らによると、大きな飛沫であろうと小さな粒であろうと、新型コロナウイルスは空中を通じて吸い込まれ、感染させる可能性がある。

一方でニューヨーク・タイムズ紙によると、WHOは浮遊するウイルスが感染させるとの科学的根拠には説得性がないとの立場だ。

ロイターの取材に対しWHOのコメントは得られていない。

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