September 25, 2015 / 1:08 AM / 3 years ago

消費者物価指数、2年4カ月ぶりマイナス 電気代値下げ響く

[東京 25日 ロイター] - 総務省が25日公表した8月の全国消費者物価指数は、指標となる生鮮食品を除くコアCPIが前年比0.1%下落し、2013年4月以来2年4カ月ぶりのマイナスとなった。原油や液化天然ガス(LNG)市況低迷による電気代やガス代、ガソリンの値下げが響いた。

 9月25日、総務省が公表した8月の全国消費者物価指数は、指標となる生鮮食品を除くコアCPIが前年比0.1%下落し、2013年4月以来2年4カ月ぶりのマイナスとなった。都内で7月撮影(2015年 ロイター/Thomas Peter)

一方、テレビや洗濯機、炊飯器などは上昇しており、物価の基調を示すとされる食料・エネルギーを除くコアコアCPIは前年比0.8%上昇、7月と比べれば0.2ポイントプラス幅が拡大した。

<エネルギー10.5%下落、キャベツ12.4%上昇>

電気代は前年比で5.1%、ガス代は同9.5%、ガソリンは同17.8%と大幅に下落し、それぞれ7月よりもマイナス幅が拡大した。これらエネルギー全体で前年比10.5%下落した。

一方、生鮮食品を除く食品は、チョコレートやふりかけ、ソースの値上げにより前年比1.8%上昇しプラス幅が拡大した。洗濯機や炊飯器などの家庭用耐久財も同2.0%上昇、テレビも同8.7%上昇し、それぞれ7月よりプラス幅が拡大している。

生鮮野菜もキャベツの値上げなどで前年比12.4%と大幅に上昇した。コアCPIが下落するなかで食品や家電の値上げが続いている。

先行指標とされる9月の東京都区部コアCPIは前年比0.2%下落し、8月よりマイナス幅が0.1ポイント拡大した。フライドチキンやテレビが大きく値上がりしたものの、エネルギーのマイナス幅が8月の10.7%から13.1%に拡大した影響が大きい。テレビや外国パック旅行などの上昇でコアコアCPIは同0.6%上昇し、8月よりプラス幅が拡大した。

8月の全国消費者物価について、みずほ証券チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏は「コアCPIがマイナスになったことは、今の金融緩和の限界、あるいはパフォーマンスが良くないということを象徴的に示した」としたうえで、「わずかなりとも追加緩和に向けたボディブローになる」との見解を示した。

竹本能文

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