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米CPI:識者はこうみる

[10日 ロイター] - 米労働省が10日に発表した7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比で横ばいだった。ガソリン価格が約20%下落したことが背景。市場予想は0.2%上昇だった。前年同月比は8.5%上昇と、予想を下回った。6月は9.1%上げていた。

米労働省が10日に発表した7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比で横ばいだった。ガソリン価格が約20%下落したことが背景。市場予想は0.2%上昇だった。前年同月比は8.5%上昇と、予想を下回った。6月は9.1%上げていた。(2022年 ロイター/Mark Makela)

市場関係者の見方は以下の通り。

●6%台までの低下必要

<みずほ証券USA(ニューヨーク)の米国チーフエコノミスト スティーブン・リッキート氏>

インフレは6月にピークを付けた可能性が高い。ただ、連邦準備理事会(FRB)が十分と見なすほど、物価上昇は急速に収束しているのだろうか。

FRBはインフレ率がピークから3%ポイント低下する必要があると見なしているとの考えを私自身は変えていない。ピークは9.1%だった。FRBがインフレが大幅に低下したと見なすには少なくとも6%台まで低下する必要があるが、まだ8.5%までしか下げていない。

●9月利上げペース鈍化の可能性

<オールスプリング・グローバル・インベストメント(ウィスコンシン州)のシニア投資ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセン氏>

インフレの潮目がようやく変わりつつあるようだ。今回のCPI統計だけでは連邦準備理事会(FRB)が行動を起こすには十分ではないかもしれないが、少なくとも9月の利上げペースが鈍化する可能性は示された。

●米CPIこうみる:インフレ鈍化との断言は時期尚早

<インガルズ&スナイダーのシニア投資ストラテジスト、ティム・グリスキー氏>

かなりのサプライズとなり、市場は好反応を示した。ただ、インフレが弱まりつつあることを示す確かな証拠だと断言するには時期尚早だ。一方で、今回の数値が改定されなければ、経済にとって良いニュースであることは間違いない。

1つのデータに対して過度に反応しているようだ。明日には米卸売物価指数(PPI)が発表され、異なる話が示されるかもしれない。

連邦準備理事会(FRB)はインフレ低下に決意を示しており、1カ月のデータでその決意が変わることはないだろう。今回の数値が異常値で改定される可能性もある。

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