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ステート・ストリート、クレディ・スイス買収報道を否定 声明発表

 6月9日、スイスの大手銀行クレディ・スイスのトマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)は、米ステート・ストリートによる買収に関する質問は「本当に愚か」と一蹴した。写真はスイス・ベルンの支店。5月撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[チューリヒ 9日 ロイター] - 米ステート・ストリートは9日、スイスの大手銀行クレディ・スイスの買収は検討していないとする声明を発表した。

ステート・ストリートは声明で「クレディ・スイスの買収、およびクレディ・スイスとのいかなる事業結合も追求していない。市場で出回っているうわさに根拠はない」とした。

スイスのニュースサイト、インサイド・パラデプラッツは、ステート・ストリートがクレディ・スイスの買収を計画していると報道。ステート・ストリートがこの報道を全面的に否定するのは今回が初めて。

これに先立ち、クレディ・スイスのトマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)は、ステート・ストリートによる買収に関する質問は「本当に愚か」と一蹴していた。

同氏は金融会合で「われわれはうわさには決してコメントしない」とし「本当に愚かな質問」には発言するつもりはないとの考えを示した。

ゴットシュタイン氏は資産運用部門について、合弁事業や戦略的選択肢は検討しておらず、同行の主力部門であることに変わりはないと指摘した。

またコスト削減の取り組みを加速し、投資は一部ペースを緩める方針も示した。

「中国では(2022年から24年まで)毎年リレーションシップマネージャーを3分の1程度増やす計画だったが、若干減速するつもりだ」と述べた。

しかし中国での計画に引き続きコミットしていると強調。「中国での事業展開は完全に計画通りだ。われわれが(免許)認可申請を遅らせているというニュースがあったが事実ではない」とし「また、中国での証券合弁事業も100%達成したい」と述べた。

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