[チューリヒ 29日 ロイター] - スイスの金融大手クレディ・スイスは29日、米国を拠点にするヘッジファンドがマージンコールに応じなかったことを受けて、このファンドのポジション解消を進めており、第1・四半期の業績に影響が及ぶ可能性があると明らかにした。
「ポジション解消による損失の正確な規模を見極めるのは時期尚早だが、第1・四半期の業績に大きな影響を与える可能性がある」と説明した。
クレディ・スイスによると、あるファンドが先週、同行と他の金融機関のマージンコールに応じなかった。そのため、同行も含めて複数の金融機関がポジション解消を進めているという。今後、この件の最新情報を説明するとしている。
関係筋によると、クレディ・スイスは、経営破綻した英金融サービス会社グリーンシル・キャピタルとの取引に関連して影響を受けた投資家への補償も検討している。
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