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アングル:原油安、欧州では意外な「ニッチ産業」に脚光
2015年1月13日 / 07:18 / 3年前

アングル:原油安、欧州では意外な「ニッチ産業」に脚光

[フランクフルト 12日 ロイター] - 原油価格の急落を受け、欧州市場では化学、日用品、流通など原油安が恩恵となる銘柄を物色する動きが活発だ。さらに、明らかな「勝ち組」以外にも、原油安が追い風となるニッチ産業への注目も高まっている。

 1月13日、原油価格の急落を受け、欧州市場では化学、日用品、流通など原油安が恩恵となる銘柄を物色する動きが活発だ。写真は、ビールサーバー、2014年撮影(2015年 ロイター/Yves Herman)

今、投資家の熱い視線を集めているニッチ産業とは、醸造会社、香水・香料の生産会社、潤滑油メーカー、接着剤メーカーなどだ。

ドイツ商工会議所のフォルカー・トライアー副会長はロイターに対し「原油安はタイミングの良い景気刺激策だ」と述べ、ドイツ経済を今年、少なくとも0.5%ポイント押し上げる、との見方を示している。

ドイツ商工会議所は、ドイツの産業は今年、全体で200億ユーロ(約236億3000万ドル)のコストを節減できる、と推定。同時に、燃料価格の下落により、消費者の購買力も高まると予想している。

アクサ・インベストメント・マネージャーズのクリス・イゴ最高投資責任者(CIO)は、デフレ圧力が高まる可能性を認めつつも、原油価格の下落は成長にとって「明らかにプラス材料」と断言する。

<ビールに香水、接着剤も>

ドイツの銀行ベレンバーグは、原油価格の下落を背景に可処分所得が増加することから、酒類への支出が2%増加すると予想。世界最大のビールメーカーであるベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)(ABI.BR)が恩恵を受ける、との見通しを示している。

また、アナリストやファンドマネジャーは、そのほかの有望銘柄として、生産する際に原油もしくは原油関連の素材を使用するヘンケル(HNKG_p.DE)の接着剤事業、香料大手ジボダンGIVN.VXを挙げる。

INGインベストメント・マネジメントのシニアポートフォリオマネジャー、フレデリック・ヴァン・パレース氏は、探査に原油を必要とするランドゴールド(RRS.L)など産金グループに注目しているという。

欧州の日用品・家庭用品株.SXQPと化学株.SX4Pは昨年6月以降、欧州株や石油銘柄.SXQPをアウトパフォームしている。

Christoph Steitz記者 翻訳:吉川彩 編集:加藤京子

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