[ハバナ 27日 ロイター] - キューバ国会は27日、先月死去したフィデル・カストロ前国家評議会議長の記念像建立や、公共の場所での「フィデル・カストロ」の名前の使用を禁止する法案を可決した。
カストロ前議長は生前常に、「個人崇拝は望まない」と述べていた。
公式メディア「フベントゥ・レベルデ」は、「前議長に敬意を表するには、名前を冠した建物を建設することではなく、彼の功績を引き継ぎ、われわれの社会主義社会を継続することだ」とのジェニファー・ベロ・マルチネス議員の発言を報じた。
この法律は、芸術家が音楽、文学、ダンス、映画や他の映像芸術にフィデル・カストロ氏に関する事柄を取り入れるのを禁止するものではないという。また、事務所や勉学の場所、公共機関などに飾られたカストロ氏の写真もそのまま維持される。
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