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外為市場でボラティリティー上昇、米大統領選控え

[ロンドン 28日 ロイター] - 外国為替市場で28日、インプライド・ボラティリティー(予想変動率)が上昇した。ユーロ/ドルとドル/円取引は、米大統領選挙日を含む1週間物の予想変動率が4月上旬以来、7カ月近くぶりの高水準を付けた。

通常変動幅が大きいポンド/ドルの予想変動率も上昇。取引量は前日から倍近くに増えた。一方、債券市場は比較的安定している。トレーダーが債券よりも為替市場で価格変動が見られることに備えていることを示唆する。各中央銀行による過去最大規模の景気刺激策により、債券市場ではボラティリティーが急低下した。

中国人民元のボラティリティーが特に激しく、1週間物のオフショア人民元のインプライド・ボラティリティーはこの日、10.950と2016年1月7日以来の高水準を付け、16年の前回大統領選の水準を超えた。

世論調査では民主党のバイデン候補が再選を目指すトランプ大統領に対しリードしているが、勝敗を決定する激戦州では僅差となっている。

こうした見方は通貨オプション市場に反映されている。トレーダーは、民主党が上下両院で多数派となり大規模な財政刺激策が可決されドルが下落する事態のヘッジとしてユーロや人民元に対するドルオプションを買っている。

プットオプションとコールオプションの格差を示すユーロ/ドルの1カ月物リスクリバーサルは、6月以来初めてドルコールオプション(将来ドルを買う権利)がプットオプション(売る権利)を上回ったことを示した。

新型コロナウイルスの感染増加や英国と欧州連合(EU)の交渉の先行きが依然不透明であることから今週はすでに、為替市場のボラティリティーが上昇していたが、短期的なボラティリティーを示す指数が上昇していることは米大統領選に対する不安が高まっていることを示す。

投資家の不安心理の度合いを示すとされるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ・インデックス(VIX指数)は6月以来の高水準を付けた。債券ボラティリティー指数(MOVE)は1週間ぶりの低水準を保っている。

中国の銀行に務めるトレーダーは「米大統領選や新型コロナ第2波、台湾問題など、多くの不透明感がある」と指摘した。

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