[ブリュッセル 5日 ロイター] - 練習中のクラッシュで入院していた自転車ロードレースのクリストファー・フルーム(34、英国)が5日に退院し、約3週間ぶりに自宅へ戻った。
ツール・ド・フランスで通算4回の総合優勝を果たした経験を持つフルームは先月12日、フランスのレースのコースを時速54キロで試走中に壁にクラッシュ。首、大腿骨、肘や肋骨などを骨折する重傷を負い、今月行われるツールを欠場することになっている。
フルームは5日に自身のツイッターで「ツールを欠場するのは大きな失望だが、やっと病院を出て、帰宅でき、ほっとしている」と述べた。
フルームの所属するチーム・イネオスのスポーツディレクターも、同選手の退院を発表し、「彼にとって、大きな一歩だ。ここしばらくの間で初めて足を床につけることができた」と話した。