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台湾総統、チェコ次期大統領と電話会談 中国の反発必至

台湾の蔡英文総統は30日、チェコの次期大統領ペトル・パベル氏と電話会談を行った。双方の間に正式な外交関係がないことを考慮すると極めて異例で、中国からの反発が必至とみられている。写真は1月27日、台北で記者会見する台湾の蔡英文総統(2023年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

[台北/プラハ 30日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は30日、チェコの次期大統領ペトル・パベル氏と電話会談を行った。双方の間に正式な外交関係がないことを考慮すると極めて異例で、中国からの反発が必至とみられている。

両首脳は15分間の電話会談で、自由や民主主義、人権など共通の価値観を強調。パベル氏は将来的に蔡氏との直接会談を望むと伝えたという。

大半の国は中国の反発を避けるために台湾の総統や高官との公的交流を控えている。2016年にはトランプ氏が米大統領選に勝利した直後に蔡氏と電話で会談し、中国政府からの抗議の嵐を引き起こした。

蔡氏は、パベル氏のリーダーシップの下、チェコが台湾と緊密なパートナーシップを推進するために協力し続け、パベル氏と連絡を取り合うことを望むと指摘。「台湾とチェコの交流は緊密で良好だ」とした。

チェコでは27、28日にゼマン大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票を実施。西側諸国との連携強化とウクライナ支援を訴える元北大西洋条約機構(NATO)高官のパベル氏(61)がアンドレイ・バビシュ前首相(68)を破り勝利した。

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