January 20, 2015 / 10:33 AM / 4 years ago

ダイセルが今夏めど播磨工場でインフレーター増産、タカタ問題で

 1月20日、タカタのエアバッグ問題で、ダイセルは、今夏をめどにまず播磨工場(兵庫県たつの市)で、エアバッグを膨らませる基幹部品のインフレーター(ガス発生装置)の生産ラインを増強することを明らかにした。 写真は、ダイセルのロゴ、2014年撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 20日 ロイター] - タカタ7312.Tのエアバッグ問題で、ダイセル(4202.T)は20日、今夏をめどにまず播磨工場(兵庫県たつの市)で、エアバッグを膨らませる基幹部品のインフレーター(ガス発生装置)の生産ラインを増強することを明らかにした。

同工場を含めて、国内で約100人の社員も新たに採用するという。

同問題をめぐっては、タカタが内製するインフレーターの不具合によりリコール(回収・無償修理)対象台数が世界で2000万台超に拡大している。特に搭載量の多いホンダ(7267.T)から、インフレーターの交換部品の供給要請を受けていた。他の自動車メーカーからも供給増の打診を受けており、増産体制を整える。今後、米国など海外工場でも増産を検討する。

ただ交換部品の個数が確定していないことなどを理由に、具体的な増産の個数や投資額は明らかにしていない。一方、交換用だけでなく、今後も受注増が見込まれるため、国内で社員も増やす。ダイセルはタカタにもインフレーターを供給しており、インフレーターで約2割の世界シェアを持つ。

世界最大手であるスウェーデンのオートリブ(ALV.N)も14日、2015年から16年にかけて最大2500万個の交換用インフレ―ターを供給することを明らかにしている。同社もダイセル同様、ホンダから交換部品の供給要請を受けているほか、複数の自動車メーカーからの要請がきているという。このため、同社はこれまで自社製エアバッグ向けがほとんどだったが、OEM(相手先ブランドによる生産)供給する。

<助手席用の国内分確保は36%>

国土交通省が20日発表した調査によれば、リコールを届け出た自動車メーカー7社の交換用インフレ―ターについて、運転席用エアバッグ向けはすべて確保済みだ。助手席用エアバッグ向けの確保はリコール未措置の97万台に対し、36%に相当する35万台分にとどまっているという。ただ同省によると、半年後には9割以上となる88万台分が確保できる見込み。

日本国内では、運転席用エアバッグによるリコール対象が25万台。助手席用エアバッグによるリコール対象は280万台で、助手席側の台数が多めとなっている。

一方、昨年末から実施しているホンダなどによる原因究明を目的とした「調査リコール」では、対象車19万台に対し、交換部品の確保は12%程度の2万台分にとどまっており、半年後も68%の13万台分となる見通しという。

白木真紀 取材協力:金昌蘭

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