October 26, 2018 / 8:12 AM / 19 days ago

ヘッジ外債からオープン外債へのシフト見込む=第一生命運用計画

[東京 26日 ロイター] - 第一生命保険(8750.T)は26日、2018年度下期の一般勘定資産運用計画について、ヘッジ外債からオープン外債への資金シフトがメインシナリオになるとの見方を明らかにした。

 10月26日、第一生命保険は、2018年度下期の一般勘定資産運用計画について、ヘッジ外債からオープン外債への資金シフトがメインシナリオになるとの見方を明らかにした。写真は都内で2010年3月撮影(2018年 ロイター/Yuriko Nakao)

リスク許容度や為替水準次第で残高は機動的にコントロールするとしている。円債は、プロジェクト・ファイナンスやアセット・ファイナンスなどへの投資は継続するものの、償還などにより全体では純減になる見込み。国内株式はリスクコントロールを目的とした売却などで残高は減少する見込みだが、成長株投資は継続する。

同社の運用企画部長の重本和之氏が、26日に行った運用計画説明会で明らかにした。

ヘッジ外債は上期にリスク性資産からのシフトで残高を増やしたが、10月に入り米長期金利が一時3.2%台まで上昇、ドル/円のヘッジコストも3%超の水準まで上昇し、「米国債についてはヘッジ後の利回りがほぼゼロ水準になった」(重本氏)という。このため下期は金利水準次第ではあるが、残高を減らす方向で計画している。「当面はヘッジコストの低下が見込みにくく、ヘッジ外債からオープン外債に資金を回すことがメインシナリオになる」(重本氏)。ただ、オープン外債についてもリスク許容度や為替水準次第で残高は機動的にコントロールする方針だ。

円債は償還などで上期に残高が減少した。下期もプロジェクト・ファイナンスやアセット・ファイナンスへの投資を続けるものの、償還などによって残高は純減を見込んでいる。「日本国債の30年債利回りが1%になっても、負債のデュレーションとのマッチングでは買えない。だが、ヘッジ外債なども含めてトータルで考えれば買う可能性もある」(重本氏)との見方を示している。

米国では今回の景気回復局面で完全雇用達成から22カ月が経過し、向こう1―2年程度で景気後退局面に入る可能性があるとの認識から、同社は上期に国内株、外国株などのリスク性資産の削減を実施してきた。下期についても国内株式は成長株投資を継続するものの、リスクコントロールを目的とした売却などで残高は減少を見込んでいる。国内株、外国株ともリスク許容度や株価水準次第で残高を機動的にコントロールする方針は変えていない。

オルタナティブは上期に新規ファンドへの投資により残高が増加した。下期はヘッジファンドについてはポートフォリオ全体のリスク分散につながるファンドに投資する。プライベートエクイティはバイアウト・ファンドやインフラ・ファンドへの投資を引き続き強化する。オルタナティブの増加の背景には「ポートリオ全体のボラティリティを落としたい」(重本氏)という狙いもある。

不動産は売却により上期に残高が減少した。下期は用途分散等を目的とした新規投資や入れ替えにより、残高を増加させる方針だ。

今年度の相場見通し(レンジと年度末)は以下の通り。

日本国債10年物利回り  0.00―0.20%(年度末中心0.15%)

米10年債利回り     2.80─3.50%(同3.20%)

日経平均         22000─25000円(同24000円)

米ダウ          23000─27000ドル(同26000ドル)

ドル/円         105―115円(同112円)

ユーロ/円        120―140円(同130円)

*見出しを修正しました。

河口浩一

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