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大和証Gの10-12月純利益は6.9%増 金利上昇でトレード益回復

 1月28日、大和証券グループ本社が発表した2021年10―12月期連結決算は、純利益が前年同期比6.9%増の266億円だった。写真は同社のロゴ。都内で2012年12月に撮影(2022年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 28日 ロイター] - 大和証券グループ本社が28日発表した2021年10―12月期連結決算は、純利益が前年同期比6.9%増の266億円だった。リテール部門が引き続き堅調に推移し、金利・ボラティリティの高まりで、これまで低調だった債券などのトレーディング収益も改善した。

21年4―12月期は純利益が33.1%増の769億円だった。リテール、ホールセールなど全般的に貢献し、特に企業の合併・買収(M&A)収益は過去最高となった。

年明け以降、内外で株安が続くなど、市場の動きが大きくなっているが、電話会見した佐藤英二CFO(最高財務責任者)は「個人投資家の様子見姿勢が強まっている」としつつ、「(これまでの株式)含み益から投資マインドは強く、押し目買いの動きもある」と指摘。1月以降はさらなる金利・ボラティリティの上昇により、債券などのトレーディング収益も期待できるとの認識を示した。

22年3月期業績予想は相場環境などに影響を受けるとして開示していない。IBESがまとめたアナリスト7人のコンセンサスによると、純利益の平均値は971億円で、前期比10.4%の減益を予想している。

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