[ロンドン 23日 ロイター] - 英国のフォックス国際貿易相は、スイスで始まった世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の場で主要国の貿易相と会談し、各国が欧州連合(EU)と結んでいる既存の貿易協定をEU離脱後の英国との間でも継続させることについて協議する方針だ。同相の事務所が明らかにした。
フォックス氏は出発に先立ち発表した声明で「英輸出業者が混乱に陥らないよう、貿易協定の継続性について合意を目指す中、主要国の貿易相と会談する」と明らかにした。
国際貿易省によると、フォックス氏は韓国、香港、カナダ、コロンビア、イスラエルなどの担当相や投資家らと会談するほか、世界の企業幹部のラウンドテーブルを主催する。
同省はまた、英通信大手BT(BT.L)が今週、中国政府と英政府の協議を受けて中国の営業免許を取得したことを発表すると明らかにした。
フォックス氏は「国際経済部はEU離脱後の英独自の通商政策に取り組んでおり、世界で最も急速な成長を遂げる地域に英国をしっかりと位置付けることが可能だ」と表明した。