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環境悪化や気候変動が世界の重大リスク、世界経済フォーラム調査

世界経済フォーラム(WEF)が世界のリスク専門家を対象に行った調査によると、今後10年間の重大な脅威として環境悪化や気候変動への対応失敗などが上位を占めた。メキシコの海面上昇。昨年11月撮影。(2023年 ロイター/Gustavo Graf/File Photo)

[11日 ロイター] - 世界経済フォーラム(WEF)が世界のリスク専門家を対象に行った調査によると、今後10年間の重大な脅威として環境悪化や気候変動への対応失敗などが上位を占めた。

こうした課題に対処するために必要な意思や協力は、生活費の上昇やエネルギー・食糧の供給不足、高水準の政府債務といった現在の問題により損なわれる恐れがあるとした。

チューリッヒ・インシュアランス・グループのサステナビリティーリスク部門の責任者ジョン・スコット氏は「気候変動の影響、生物多様性の消失、食糧安全保障、天然資源の消費の相互作用は危険な組み合わせだ」と警告した。

リスク報告書は民間のリスク管理担当者、政策立案者、有識者、産業界のリーダーなど1200人の回答に基づいてまとめられた。

今後10年間で最も深刻と考えられる世界的なリスクとして、気候変動の緩和と適応の失敗、自然災害、生物多様性の消失、天然資源の損失、大規模な環境破壊などが上位を占めた。

報告書はスイスのダボスで来週開催される年次総会(ダボス会議)に先立ってまとめられた。

リスクが相互に影響して関連リスクの集合体である「複合危機」が発生する恐れがあると指摘し、大国間の資源争奪戦がそうした状況を生み出す可能性があるとしている。

このほか、非自発的な移住の影響、社会の崩壊、サイバー犯罪、主要貿易圏の経済的対立などがリスクの上位に入った。これらは軍事衝突よりも現実化する可能性が高いとしている。

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