[ダボス(スイス) 24日 ロイター] - グッゲンハイム・パートナーズのグローバル最高投資責任者(CIO)、スコット・マイナード氏は24日、米連邦準備理事会(FRB)は経済減速と市場のファンダメンタルズ悪化に直面し、利上げに向けたタカ派姿勢を見直さざるを得ないかもしれないと述べた。
ロイター・グローバル・マーケット・フォーラムで「中立金利はおそらくFRBの想定よりも低い。6月にはフェデラル・ファンド(FF)金利が1.75%近辺になると予想されるが、それ以上の引き締めは制限的になる」と指摘。インフレ抑制に向けた取り組みの中で、政策当局者は利上げと同時にバランスシートを縮小することの影響を過小評価しており、市場参加者もこうしたリスクを過小評価しているとした。
一方で、FRBが年内に緩和的なスタンスに軸足を移せばリセッション(景気後退)を回避することが可能だが、そうでなければ2023年にリセッションに陥ると予想した。
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