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米国株、10%の調整「いつでも起こり得る」=スカラムチ氏

[22日 ロイター] - 米ヘッジファンド投資会社スカイブリッジの創設者兼共同マネジングパートナー、アンソニー・スカラムチ氏は22日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)の傍らロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムのインタビューに応じ、米国株は上向き方向だが10%の相場調整は「とっくの昔に起きていておかしくない」と語った

 米ヘッジファンド投資会社スカイブリッジの創設者兼共同マネジングパートナー、アンソニー・スカラムチ氏は、米国株は上向き方向だが10%の相場調整は「とっくの昔に起きていておかしくない」と語った。写真はニューヨークで2018年8月撮影(2020年 ロイター/Carlo Allegri)

米大統領選については、現職のトランプ氏に勝利できる最有力候補はマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長だとの見方を示した。スカラムチ氏は2017年に短期間、政権の広報部長を務めた。

主な質疑内容は以下の通り。

Q:トランプ氏は株価が最高値となっていることを自分の手柄としているが、それは公正な評価か。

A:ある程度は公正だ。税制改革が企業利益の伸びをもたらし、規制緩和は企業信頼感を高めた。しかし一番の「殊勲賞」は米連邦準備理事会(FRB)だ。

Q:株高は続くと予想するか。

A:(われわれは)慎重な楽観論だ。今年は選挙があるので、FRBには緩和姿勢を維持しろという大きな政治圧力がかかるだろう。とはいえわれわれは過去29カ月にわたって10%の調整を経験しておらず、そうした調整に見舞われる公算は大きい。ハイテク株(のバリュエーション)は危険な水準にあり、アーニングリセッション(2期連続の減益)が迫りつつある。今は1999年ではないが、景気減速が株価収益率(PER)を圧迫した2003年のような事態になってもおかしくない。

Q:今年スカイブリッジはどの分野に資金を配分するか。昨年との違いは。

A:過去3カ月で、われわれはマクロ戦略に軸足をより移し、多少のロングバイアスを採用した。FRBの政策のおかげで、市場のモメンタムはなお健在だとみている。

Q:大統領選でトランプ氏に最も勝てそうな候補は。

A:マイケル・ブルームバーグ氏だ。彼の資金力や組織運営能力、フットワークからすると恐らくトランプ氏を打ち負かす可能性はある。バーニー・サンダース上院議員とエリザベス・ウォーレン上院議員は(予備選で)敗退するだろう。(現時点では)それでもトランプ氏が再選しそうだ。彼を負かせそうなのは彼だけだろう。しかし選挙は11月で、その前にはどんな事態も発生し得る。

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