[サラエボ 12日 ロイター] - ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで、サラエボ映画祭の開幕作品が米俳優ロバート・デ・ニーロさんの主演作「タクシー・ドライバー」(1976年公開)であることにちなみ、同市のタクシーがデ・ニーロさんのポスターで飾られている。
「タクシー・ドライバー」は、デ・ニーロさん演じる不眠症に悩む元米海兵隊員がタクシー運転手になるというストーリー。公開から40年となるのを記念して、サラエボ映画祭の開幕作品に選ばれた。
サラエボのタクシー協会のメンバーはロイターに対し「われわれの中には、かつてはボスニア軍に所属し、その後タクシー運転手になった人も多い」とコメント。「主人公に対する感謝と思いやりの気持ちを込めて、(ポスターを貼ることで)温かい歓迎の気持ちを示そうと決めた」と述べた。
サラエボ映画祭は12日に開幕。222作品が上映される予定。
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