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18年度防衛予算、過去最高の5.2兆円を要求 ミサイル防衛強化
2017年8月31日 / 05:07 / 3ヶ月前

18年度防衛予算、過去最高の5.2兆円を要求 ミサイル防衛強化

[東京 31日 ロイター] - 防衛省は31日、2018年度予算の概算要求で、過去最高の5兆2551億円(米軍再編など含む)を計上することを正式に決めた。北朝鮮をにらんだ弾道ミサイル防衛、中国をにらんだ島しょ防衛を強化するとして、今年度予算比2.5%の増額を求める。米軍再編費を除いた要求額も、初めて5兆円を超えた。

 8月31日、防衛省は2018年度予算の概算要求で、過去最高の5兆2551億円(米軍再編など含む)を計上することを正式に決めた。写真は御殿場演習場での陸上自衛隊の訓練の様子。24日撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

北朝鮮が発射を繰り返す弾道ミサイルへの対応では、新たな迎撃ミサイルシステムの整備に着手する。イージス艦に搭載するシステムを陸上に配備した「イージス・アショア」の採用が有力で、年末までに正式決定し、政府予算案に設計費を計上する。複数の関係者によると、配備は2023年度になる見通しだ。

日米が共同開発し、射程や速度を向上させた新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の取得費用も、今年度に続いて要求する。現行ミサイルの後継「SM3ブロック1B」の取得費と合わせ、計657億円を計上した。ブロック2Aは21年度、ブロック1Bは22年度からの配備を予定している。

さらに自動警戒管制システムの改修費107億円を盛り込んだ。弾道ミサイルを意図的に高く飛ばしたり、複数の弾道ミサイルを同時に発射するなど、迎撃困難な攻撃への対応を強化する。

島しょ防衛の強化では、超音速で滑空する地対地弾の要素技術研究費100億円を要求する。関係者によると、尖閣諸島(中国名:釣魚島)に上陸した敵に対し、南西諸島の離島から滑空弾を発射して攻撃することを想定していうという。

新たな対艦誘導ミサイルの要素技術研究も進める。要求額は77億円。巡航ミサイルのような大型の翼を備え、敵のレーダーに見つかりにくいステルス性のあるミサイルを想定。既存の対艦ミサイルよりも射程を伸ばし、敵の攻撃が届かない位置から発射できるようにする。

このほか、護衛艦の数を増やすため、従来より小さな新型艦艇2隻の建造費964億円を要求。探知能力を向上させた潜水艦1隻の建造費715億円も盛り込んだ。

米軍再編費を含めた要求総額は、4年連続で5兆円を超えた。再編費を除いた要求額も5兆0219億円と、初めて5兆円台に乗せた。

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