[2日 ロイター] - 米デル・テクノロジーズが2日発表した第4・四半期(2022年11月─23年1月)決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。サーバーやネットワーク機器の強い需要が、中核のパソコン(PC)事業の不振を補った。
株価は引け後の時間外取引で6%近く上昇した。
同社はまた、トム・スウィート最高財務責任者(CFO)が年内に退任すると発表した。同社のベテラン、イボンヌ・マクギル氏が後任に就く。
売上高は250億4000万ドルと前年比11%減少したものの、金融情報会社リフィニティブがまとめたアナリスト12人の予想コンセンサスである233億9000万ドルを上回った。
企業のデジタル化への取り組みや在宅勤務と出社を組み合わせたハイブリッド勤務への移行が寄与し、ストレージとサーバーの需要は堅調に推移。サーバーやストレージデバイス、ネットワークハードウエアを含むインフラストラクチャーソリューション部門の売上高は7%増加した。
一方、PC需要を反映する企業向け事業と消費者向け事業は、それぞれ17%、40%の減収となった。
同社は2月上旬、高インフレと金利上昇がもたらす需要低迷を乗り切るため、6000人超を削減すると発表した。これに関連した費用3億6700万ドルを第4・四半期に計上した。
継続事業ベースの純損益は6億0600万ドルの黒字。前年同期は2900万ドルの赤字だった。
特別項目を除いた1株利益は1.80ドルで、市場予想の1.63ドルを上回った。
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