[シカゴ 14日 ロイター] - 米デルタ航空は14日、新型コロナウイルス感染の再拡大を受け8月に予定していた増便の規模を縮小すると明らかにした。同時に発表した第2・四半期決算は赤字に陥ったほか、旅客収入も大きく落ち込んだ。
デルタは8月に1000便の増便を予定していたが、増加は500便にとどめる。
第2・四半期決算は調整後の純損益が28億ドル(1株当たり4.43ドル)の損失。旅客収入は94%減少した。
新型ウイルス感染拡大を受けた航空需要の急減で、デルタは感染拡大当初は1日当たり1億ドルの流動性を失っていた。年内に流動性の減少に歯止めをかけるとの目標は堅持したものの、バスティアン最高経営責任者(CEO)は需要動向次第となると警告。「新型ウイルス感染状況の見通しは困難なため、多くのリスクが存在している」と述べた。
1日当たりの流動性の減少は6月は約2700万ドル。7月も同程度になると見られている。6月末時点の手元流動性は157億ドルだった。
デルタは他の米航空会社に先駆けて四半期決算を発表した。
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