[コペンハーゲン 16日 ロイター] - デンマーク中央銀行は16日、ウクライナ戦争で国内経済が大きな影響を受け、インフレが進行するとの見通しを示した。
中銀は今年の経済成長率予測を3.1%から2.1%に下方修正。来年の経済成長率も2.1%と予測した。
ロード総裁は声明で「戦争により今年の国内総生産(GDP)伸び率は約1%ポイント押し下げられ、インフレ率は約2%ポイント押し上げられる」と表明した。
消費者物価の予測は、今年が4.9%上昇、来年が1.4%、2024年が2.2%それぞれ上昇するとした。
総裁は「公的部門と民間部門の貯蓄残高は健全で、失業率も非常に低く、ロシアのウクライナ侵攻に伴う経済的帰結に対処する上で良いスタート地点となる」としている。
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