[フランクフルト 29日 ロイター] - ドイツ連邦検察や警察などの関係者が29日、フランクフルトにあるドイツ銀行本店を捜索した。事情に詳しい関係者の話では、マネーロンダリング(資金洗浄)との関係が疑われる取引を巡り、同行が適切な時期に報告をしていたかどうかが問題視されているという。
ドイツ銀は声明で、過去に報告した疑わしい取引に関する捜索が行われ、当局に全面協力していると述べた。
この関係者によると、ドイツ銀は該当する取引にコルレス銀行(海外送金の際の中継銀行)として関与していた。
検察側は捜索令状を持参したと明かした上で、捜索には連邦金融監督庁(BaFin)も加わっていると述べたが、それ以上の詳しい説明はしていない。連邦警察とBaFinはコメントを差し控えた。
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