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ドイツ銀行、ロシアからの完全撤退を拒否 投資家が批判

ドイツ銀行がロシアからの完全撤退を拒んでいることに対し、投資家から批判が出ている。フランクフルトの本店、2020年撮影。(2022年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト 11日 ロイター] - ドイツ銀行がロシアからの完全撤退を拒んでいることに対し、投資家から批判が出ている。

西側諸国では、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシアとの関係断絶を求める圧力が強まっているが、ドイツ銀行は現地の多国籍企業を支援する必要があると主張。

同行のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は10日のスタッフ向けの文書で「なぜロシアから完全に撤退しないのかという質問をよく受ける。私たちの価値観に反するからだというのが答えだ」と述べた。

これに対し、数年前から腐敗を暴く活動を続けてきた投資家のビル・ブラウダー氏はロイターに「(ドイツ銀行のロシア事業継続は)国際ビジネス社会と完全に対立するものであり、反発を招く。評判が低下し、西側諸国のビジネスを失う」と発言。

「ウクライナ情勢が悪化しても、今の立場を維持できるとすれば驚きだ」と述べた。

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