April 30, 2020 / 1:20 AM / a month ago

ドイツ銀、第1四半期は赤字に転落 新型コロナで通期見通しも悪化

[フランクフルト 29日 ロイター] - ドイツ銀行が29日発表した第1・四半期決算は、株主に帰属する純損益が4300万ユーロ(4664万ドル)の赤字となった。前年同期は9700万ユーロの黒字だった。

また、大規模な改革の影響のほか、新型コロナウイルス危機に伴う収入への下押し圧力を受け、通期見通しは悪化した。

ゼービング最高経営責任者(CEO)は新型コロナの感染拡大について、「完全なブラックスワン(予想が難しく起きた時の影響が甚大な事象)」とし、第2次世界大戦以降で最も深刻な危機だと表現した。

同行は26日遅く、第1・四半期の純利益が6600万ユーロ、収入が64億ユーロになるとの見通しを発表していた。

29日に発表した決算は、26日発表の内容と同様にアナリスト予想を上回ったほか、高ボラティリティーの市場で取引が拡大したことに伴う収入拡大を反映した。

同行は今年の税引き前利益が少なくとも損益均衡になると見込んでいたが、フォンモルトケ最高財務責任者(CFO)は電話記者会見で、今年が黒字になるかどうかを言うには時期尚早と述べた。

ドイツ銀行の2019年通期は57億ユーロの赤字だった。業務再編コストに圧迫され、5年連続の赤字となった。

アナリストや投資家は損益の内容が比較的良かったようだとしつつ、ドイツ銀行が今後予想される貸倒損失にどのように対処するのか疑念があると指摘。ユニオン・インベストメントのポートフォリオマネジャー、ベンジャーディン・ガートナー氏は「コロナ危機がドイツ銀行のクレジットデフォルトや資本リソースにどの程度影響を与えるのかまだほとんどわからない」と述べた。

今回の決算で投資銀行部門は第1・四半期収入が18%増加した。債券・為替事業の収入が13%伸びた。ただ同行は、投資銀行部門の業績が向こう数四半期で悪化すると警告。今年通期の収入は前年をわずかに上回るにとどまることを意味するとした。

また、法人顧客部門の四半期収入は1%減、個人顧客部門は2%増収だった。同行はこの2部門の収入について、今年は停滞する見通しだとした。

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