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中国配車最大手の滴滴が米上場、初値は19%高 時価総額684億ドル

 6月30日、中国の配車サービス最大手、滴滴(ディディ)が、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場し、初値は16.65ドルと公開価格の14ドルを約19%上回った。ニューヨーク証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[30日 ロイター] - 中国の配車サービス最大手、滴滴出行(ディディ)が6月30日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。終値で計算した時価総額は684億9000万ドル。調達額は44億ドルで、中国企業による米IPO時の調達額としては、2014年のアリババ集団の250億ドルに次ぐ規模となった。

滴滴は米投資家がドル建てで海外企業に投資できるようにする「米預託証券(ADR)」を上場させた。初値は16.65ドルと公開価格の14ドルを約19%上回った。終値は14.14ドル。

ロイターは今年3月、滴滴が時価総額を最大1000億ドルと想定していると報じたが、それには届かなかった。同社に対しては、新サービスや海外事業の収益性などに対する投資家懸念が高まっていた。

米中対立が続き、中国企業の財務の監査状況に対する米当局の懸念が高まっているにも関わらず、中国勢の米IPO意欲は強い。リフィニティブのデータによると、年初からの半年で約29社が米市場に上場し、76億ドルを調達した。

ロイターは今月、中国当局が反トラスト法違反の疑いで同社の調査を開始したと報じた。

ルネッサンス・キャピタル(コネチカット州グリニッジ)のキャスリーン・スミス氏は「中国の大手ネット企業は全て、厳しい監視下に置かれている。このセクターにとりリスクだ」と指摘する。

同社の筆頭株主はソフトバンクグループ傘下の「ビジョンファンド」で、20.2%の株式を保有。中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は6.4%、米配車大手ウーバーは12%、それぞれ同社株を保有している。創業者で、最高経営責任者(CEO)の程維(チェン・ウェイ)氏は6.5%の株式を保有。2種類の株式を発行する「デュアル・クラス・ストラクチャー」により議決権は35.5%持つ。

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