[28日 ロイター] - 米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は28日、インターネット動画配信事業について、収益性の向上が最優先課題だと社内ミーティングで説明した。
「積極的な広告展開やコンテンツに多額の費用をかけることで加入者を増やそうとするのではなく、利益を追求し始めなければならない」と指摘。「それを達成するためには、事業全体のコスト構造を非常に厳しく見直す必要がある」語った。
ディズニーは20日、2020年2月に就任したボブ・チャペックCEOが退任し、アイガー氏(71)が2年間CEOに復帰すると発表した。
ディズニーはアイガー氏がCEOだった19年に「ディズニー+(プラス)」を始めた。投資家は動画配信サービスの加入者数だけではなく収益性に注目しており、アイガー氏もそれを認識している。
アイガー氏は、コストの見直しを進める間は引き続き採用を凍結すると述べた。同社の映画・テレビの配給グループであるディズニー・メディア&エンターテイメント・ディストリビューション部門の再編時期については明らかにしなかった。
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