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米テーマパーク、入国制限緩和でも恩恵は来年以降か

 11月11日、米国のディズニーやユニバーサル系のテーマパークは、外国からの入国制限が緩和されて来場者数が急増しても、来年までは恩恵を享受できない可能性がある。写真は2020年3月、フロリダ州オーランドで撮影(2021年 ロイター/Gregg Newton)

[11日 ロイター] - 米国のディズニーやユニバーサル系のテーマパークは、外国からの入国制限が緩和されて来場者数が急増しても、来年までは恩恵を享受できない可能性がある。当初の入国者は帰省目的が中心になるとみられ、休暇の旅行には計画が必要なためだ。

ウォルト・ディズニーやコムキャストが運営するこれらのテーマパークは来場者が増えたが、入場者数の制約やコストの増加、外国からの来場者の減少が利益を圧迫している。

モーニングスターのシニアアナリスト、ニール・マッカー氏は「オーランドのディズニー・ワールドは(カリフォルニア州のディズニー・ランドと比べて)全般的には外国からの訪問者が増えた」と指摘。だが「人々が思い付きで出掛ける場所ではなく、事前に計画する必要がある」と述べた。

米国は数週間前、ワクチン接種の完了を条件に、入国制限を撤廃した。

ディズニーの幹部は外国からの来場者数の回復が来年後半になるとの見通しを示した。

ユニバーサル系テーマパークを運営するコムキャストの幹部も、利益がコロナ禍前の水準を回復するかどうかは外国からの来場者次第だとみている。

コムキャストのブライアン・ロバーツ最高財務責任者は「(客足の)回復が続く状況には勇気付けられているが、パンデミック前の利払い・税・償却前利益(EBITDA)を回復して超えるには、外国からの来場者の増加が求められそうだ」と話した。

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